2004年3月14日(日)
エコアス馬路村 森の情報館
「森からはじまる自然素材の家づくり勉強会」
左官職人 松本勉さん
経師職人 上田博康さん
土佐の自然から生まれた和紙・漆喰に学ぶ家づくり
第2週目は、
「森の情報館 エコアス馬路村」にて
土佐の自然素材を用いた家づくりに
欠かすことのできない、
『土佐漆喰』 『土佐和紙』の職人さんに
素材の魅力とその役割について
語ってもらいました。
まずは、安芸で左官業を営む、
左官職人の松本勉さんです。
漆喰のいろいろな見本を
みせてもらいながら砂漆喰、
藁スサ入砂漆喰、土佐ハンダなどを
解説して下さいました。
続いて、上田薫風堂・上田博康さんの
お話を伺いました。
手漉きの和紙と機械漉きの和紙を
触り比べ、温かさの違いを実感しました。
破り比べてみても、
手漉きの和紙は粘りがあり
機械漉きよりも強さがありました。
本物の素材に触れながら
職人さんのお話を伺い、
直接職人さんとやりとりのできる機会に
参加者の皆さんも積極的に質問をしたり
有意義な会となりました。
馬路村へ着いて、
まずは杉の木の伐採現場へ。
60年生の木を葉枯し乾燥させていました。
次に貯木場、製材工場へ。
木材の乾燥現場、製材されている木材、
木材のヤング率の測定の方法などを
説明してもらいながら、見て回りました。
午後からは、
「建築家による自然素材の家づくり勉強会」
が行われました。
建築家の設計例や家づくりの考え方など
写真を交えて、解説されました。
質疑応答も活発に行われ、木の使い方や
素材の生かし方についてもやりとりされました。
講師 轄ラ木建築研究所 細木 茂氏
徳弘・松澤建築事務所 松澤 敏明
若いご夫婦から、
おばあちゃんを含めた家族まで
さまざまな年代の方々が
参加されていました。
馬路村の森から学ぶ家づくりバスツアー
2004年3月7日(日)