2004年3月6日(土)
共済会館にて、岡崎シロアリ技研の
神谷忠弘氏をお迎えして、「薬剤に頼ら
ないシロアリ対策」という講演会が開かれ
ました。
神谷さんは、国内外さまざまな地域で
シロアリの生態について研究されている
方です。
シロアリ対策で大事なことは、たとえ
シロアリが来たとしても、すぐにそれが
分かるような構造の家にするということだ
そうです。例えば、床下を高くすることや、
土台を露出させ常に見えるようにしておく
ということなどが挙げられるようです。
シロアリが入ってきそうな場所が、いつでも
点検できるような状態であれば、たとえ
蟻道が、できたとしてもその場所だけを
駆除すれば充分なシロアリ対策になる
そうです。
神谷さんによると、現在一般的に行われて
いる薬剤の大量散布による処理は、本来の
シロアリの生態をまったく無視したもので、
シロアリに対しての正しい知識があれば
少量の薬剤で対処することができるのだと
いうことでした。
神谷さんのお話は、今までの実体験に基づいた
ものばかりなので、非常に説得力があり、深い知識が
ない私でも理解することができました。
これからは、人が健康的に生活するためにも、神谷さんの
ような考え方によるシロアリ対策が必要になってくると感じ
ました。
by hiroshige