土佐湾を望む家 (所在地:高知県香美郡 構造:混構造−鉄筋コンクリート造・木造)
地盤改良
敷地は海にも空にも近い、眺めのよい場所。
太平洋の景色を楽しむ家を計画。
基礎 根切
スウェーデン式サウンディング試験という
簡易な地盤調査を行った結果、擁壁など土地の造成による
地盤の不安があり、地盤改良を行うこととした。
エスミコラム工法(セメントミルクと土を混ぜて杭とする)
にて施工。
基礎・地中ばり 配筋検査
眺めのよさを確保するため、
1階を鉄筋コンクリートの高基礎とした。
海沿いに立地するため、強い風が吹く。
そのため、基礎を厚い鉄筋コンクリートの壁とし、
強風に耐える強度を確保。
図面どおりに鉄筋が入っているか、
鉄筋と型枠のかぶり(間隔)はとれているか
などを確認。
長く住まうためにも、鉄筋コンクリート工事で
充分なかぶりをとることは、とても重要。
基礎・地中ばり コンクリート打ち
コンクリート打設。
まず、コンクリート試験を実施。(右上写真参照)
スランプ・塩化物量・空気量・コンクリート温度をチェック。
設計基準を満たしていることを確認してから、打設開始。
2004.02 施工開始
1階 鉄筋コンクリート壁 配筋
豪雨、強風にも充分に耐えられるように
1階の壁は厚い壁式コンクリートとしている。
型枠は杉板を使用して、コンクリートの仕上がりが
やわらかい表情を出すように設計。
1階床スラブ 配筋・コンクリート打ち
1階のスラブの配筋をチェック。
4月に入り、晴れた日には太平洋が
よりまぶしく、空気も気持ちがいい日が続く。
1階 壁の杉板型枠の施工に引き続き、2階床スラブの配筋へ。
大量の鉄筋が何人もの職人の手により組まれていく。
同時に電気・給排水の配管・配線の工事も進行。
2階床スラブ 配筋検査
1階 壁の杉板型枠を取り外す。(右下写真参照)
コンクリート打ちに杉板型枠を使用すると
合板の型枠を使用した場合とは全く異なる風合いに。
建前を2週間後に控え、2階木造部分の基礎となる
コンクリート部分が着々と進行中。
1階 鉄筋コンクリート壁 型枠取外し(一部)
2階のコンクリート壁部分の型枠も取り外し
全てのコンクリート工事が終了。
厚いコンクリート壁がようやく姿を現す。
2階 鉄筋コンクリート壁部分 型枠取外し