土佐派の家
「土佐派の家」とは、伝統的な素材(土佐漆喰、土佐スギ、土佐和紙)・手法をベースとして、
現代の感性と快適さにあわせてつくられる住宅です。
四季を通じて快適である家。
サイクルの短い消費材としてではなく、家族の歴史を育てていける寿命の永い家。
場合によっては解体・移築もできる家。そんな家を目指して「土佐派の家」は作られます。
土佐の産材と職人達
強風・多雨・多湿・寒暖の激差…。土佐の自然の中で切磋琢磨され、生み出されてきた土佐の建築の様式は、
自然に対し背を向けて頑なに身を守ろうとする現代建築とは異なり、共に呼吸し、呼応し合う柔軟性をもった
伝統的な手法です。
土佐には現代でもその良さを評価し、守り続けている建築家や職人たちが数多くいます。
モンスーン地帯の日本の風土には、その素材、その手法が最も快適な住環境と耐久性を生むことを、
経験でよく知っているからなのです。
構造へのこだわり
家の中心部には7寸や8寸などの大黒柱を配置し、この柱の足元を土台で固めています。
このように大黒柱でメインフレームを組むことで筋かい計算の考え方以上の剛性を持たせることが出来ます。
大きな力のかかるところに松や杉の丸太を使います。丸太は製材された平角材に比べて木材の繊維を
切っていないので構造的に安心感があり、それを組むことで全体の剛性を高めます。
通し貫は柱を水平にぬう土壁下地を兼ねた構造材で、万一土壁が剥落しても柱を曲げ起こす役割をします。
通し貫の上、下面には柱からのくい込みによってめり込みを生じるので、剛性は低いが柔軟な抵抗をします。
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Toshiaki Matsuzawa/松澤敏明

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松澤mail matsuzawa22jp@yahoo.co.jp
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