高知県西部、四万十市(旧中村市)に建つ木造の診療所。40年以上前、先代の院長先生は有床診療所としてコンクリート造で開業されたが時代の流れとともに無床化され、老朽化もあり現院長への代替わりを機会に木造で建て直すこととなった。近年の建物はほとんどがオール電化となり火災のリスクも減ってきたこと、また、建設コストを抑えられるだけでなく建物の償却期間が短いので税制上も圧倒的に有利であることから木質化を薦めている。また、患者さんからも暖かみがあって心地よいとなかなか高評価をいただいている。
外観はあえて木造らしくないコンクリート造のような直線を基調としたカタチを意識した。