Thanks!
空梅雨だった四国にも、なんとなくまとまった雨が降り続き、晴れ間が見え出した七夕の日。
行ってきました中泊。
ウネリが付いてしばらく船の出ていない日が続き、前日、久々に出船したようです。
船長さんに状況を聞くと、昨日は40センチ級のサバが回っているということ。グレ狙いならば嫌なところですが、私には美味しいサバも魅力的だったりして・・・!
今回は他メンバーの都合がつかず、名誉会長と2人での釣行です。
もう夏の磯ということもあって、上物のお客さんはそれほど多くはないようです。この日も半数以上の方が底物のお客さんでした。
竹さん船長さんの船は、底物のお客さんを乗せてナカバエへ行くということだったので、本日は久々に若船長さんの船に乗り込みました。

沖はまずまずの凪ぎです。船外の後ろの席に座っていても水をかぶることなく、名磯ノコギリに到着。
本日はじゃんけんなしでノコの岡から降ろすようです。
船首へ様子を見に行った名誉会長、ここへは底物師が上がるから一緒に上がるか?と聞かれたらしいですが、私のトイレもあるので、コケの東へ行くことにしたとの事。
そんなこんなで、久々にノコに勝るとも劣らないコケの東へ降りることができました。

ここの満潮時の釣り座は、比較的足場はいいものの、うっかり滑ってしまうとそのまま右側にころげ落ちてしまいそうなくらい右に傾斜しています。
真右に大きな岩が壁を作ってくれているので、それほど恐怖心はありませんが、先端のほうはそのまま滑ると海に着地です。まるですべり台のようです。
今日は大潮で満潮は6時過ぎ、ここは下げ潮釣り場なのでまだ潮は悪いけれど、とりあえず準備です。

名誉会長が流せる釣り座を譲ってくれたので、仕掛けを入れてみます。仕掛けはゴンゴンとノコギリとコケの間の水道方向へと潜っていきます。
まっすぐ右ならいいのですが、磯を巻き込む形で流れるので、あまり流せないし、もし魚が掛かっても右の根に引っかかって取れそうもありません。

格好は気にしないでください!
しばらく流してみたものの、巻き込む潮に加えて、潮が速すぎ、すぐに仕掛けを回収しなければならない状況です。
差し餌もほとんど取られません。
足元に餌取りがあまり居ないのも気になります
これは潮が緩むのを待つしかないと思いました。
しばらく朝食タイムの休憩を取ることにしました。
←コケ東はこんな釣り場です
その後、再度挑戦です。
潮は相変わらず巻き込んでいくものの、先程よりは緩くなってました。
数回流しているうちに、穂先にかすかなアタリが!?・・・とりあえず合わせてみます。
来ました!なんか掛かりました!右の根に引っかからないようにゴリ巻くものの、道糸はどんどん湾度側へ・・・ヤバイ!
やっぱり右の根に引っかかったようです。でも竿にはまだピクピクと魚の重みがあります。
見かねた名誉会長が、”磯の裏側から回って取り込んだらええやん!”
そういえば、裏側をまわれば取れる気もしたのですが、裏側はけっこう起伏があり、竿を持ったまま移動する自信がありませんがな!
そこで名案が浮かびました。
”ちょっと!代わりにこの竿持っていって魚回収してきて!”

名誉会長に助っ人を頼むことに。しばらくして、35センチのグレがブリ上げられました。しかし、針は口ではなく、目の上に掛かってました。
でも、これでグレはいるということが確認できたわけです。

それから数投目、またまた掛かりました!今度も性懲りもなく右の根に行こうとするので、またまた助っ人を呼びます。
”ちょっと!私タモ持って行くけん、この竿持って先行っといて!”

名誉会長、竿を持って走ります。私もタモを持って追いかけます。おっ!今度はタモが入りそうなサイズです。40センチくらいありました。
この日2枚目のグレでしたが、なぜか釣った気がしません。(当たり前じゃ!)

その後、だんだんと満ちの潮も緩みだし、なんとか流せるようになってきたけれど、まだ潮は変わりません。
それでも名誉会長が1枚、私が2枚を追加し、(これは自分で獲りました〜)
やっと潮が逆に流れだしたのは10時前。
餌取りもウスバまじりで湧いてきだしました。
潮はみるみる早くなり、差し餌も取られだしますが、仕掛けを入れた直後に取られているのが大半な感じです。

本日の本命?のサバとイサキを釣りたいなぁ〜〜〜
サバのタナはわからなかったので、まずはイサキを狙うべくタナを竿一本にしてみます。
バンバン撒き餌を打ちながら、いい感じでインキョ方向に流れる潮に仕掛けを乗せていきます。
なかなかアタリはきませんでしたが、なんとかチビイサキを1枚ゲットできました。

こんな格好ですが、グレ掛けてます。
けれども後がなかなか続きません。名誉会長が1枚イサキを追加したものの、しばらくシ〜ン・・・
潮はいい感じの本命潮なのにな〜と思いながら、ボーッと仕掛けを流していると、突然道糸が走りだしました。穂先に道糸が絡んだかもしれないとわかっていたけれど、慌ててアワセを入れてしまいました・・・
案の定、穂先が折れてしまいました。けれども魚はまだ掛かってます。逃がしてなるものか!
竿が折れたショックを振り払っての格闘です。途中、かなりな突っ込みもあり、グレかな?と思いましたが、際まで寄ってきかけたところで横走り!
これはもしかして本命のサバ!?名誉会長が構えるタモのところまでなんとか寄せてきましたが、長い魚体が見えたその瞬間、ブチッ!・・・高切れでした。(ショック×2)

その後、2人とも何も釣れず、この日は納竿となりました〜
久々の釣りだったし、釣果もあったので楽しい釣行ではありました!(^○^)

日時 2005. 07.07
場所 中泊 コケ東
天候 曇り時々晴れ
小潮 満潮6:13 干潮13:10
同行者 名誉会長  
仕掛け 竿  がま磯アテンダー1.75号  道糸2.25号 ハリス2.5号
ウキ 2B号 3B号
釣果 口太グレ 35~40センチ 5枚  イサキ2枚