片島港でG杯の受付けをすませた名誉会長、ゼッケン18番! 少し離れた渡船基地に行かなければならない私達は、 ごそごそと準備を済ませた名誉会長に ”ほいじゃあ!”と一声かけ、半ば見捨て気味に 今回お世話になる柴田渡船さんの渡船基地へと向かったのでした。 (おいおいもっと激励したらんかい!)
マルサゲは高低2つの磯に別れており、高場に下ろされた私達4人。 最初、船長さんから、他のお客さんを上げたいから低場は空けといてと言われていたのですが、 すぐに船が戻ってきて、低場も使って良いということになり、日傘雨傘氏とPちゃんが、 高場と低場の間にあるロープを使ってロッククライミングよろしく低場へ移動したので、 会長と2人で高場での釣り開始です。
ヒラマサ用に3号竿に6号の道糸、ハリスを用意してたのですが、 風がものすごく、しかも足場が高すぎていくら竿を下げてもどっちゃこっちゃなりません。 しかも潮は低場のほうにむかって当て潮、少々遠投してもすぐに仕掛けは低場の磯際にへばりつくまで 戻ってきてしまいます。 そのうち、竿が弓のようにあおられっぱなしになるくらい風がやまなくなるわ、寒さで震えるわで 仕掛けチェンジをする気力もなくなり、もういい!ヒラマサはいいから早く磯替わりさせてくれ〜〜〜! なんとも根性のない奴と化してしまいました。
けれども後ろを振り返ると、そこはゴミの山! 美しきかな?沖の島! でも裏に回ればゴミの島! ちょっとがっかりしてしまいました。
怪鳥にいたっては?お昼寝タイムに突入してしまってます。 私は、ヒラマサをあきらめ、グレ仕掛けに変えて、 せめて一枚のグレを!と試みますが、 当て潮を克服することできず、数回餌をかじられたのみ。 仕方がないので弁当を食べていると、 むこうのほうから船が近づいてきます。 鵜来、沖の島の磯替わりは一回だけと思っていたら、 ”替わってみるんかね〜?”と船長さん。 居心地はいい磯だけど、釣れないのでは話にならないので 本日2回目の磯替わりをすることにしました〜
次はどこに連れて行ってくれるのかな〜?と思っていたら、船はどんどん沖の方へ! なんと目の前に見えるのは紛れもなくグンカン。どうやら、元の場所鵜来島近辺に戻ってきたようです。 ”エボシでもやってみるかな?”水島1番の裏にあるらしきエボシという磯に上げてくれました。 雰囲気はとってもいいのですが、やっぱり風はきついです。
最初、グンカン向きの船付きで竿を出していると、 怪鳥が手の平サイズのグレを目の前で! バラしました〜・・・ と、グレの気配はあったのですが、根性のなくなっていた私は、 風に負けてすぐに風裏になる裏側に釣り座を移動しました。 潮はゆっくり前へ出ていくいい感じの潮でしたが、 いろいろ仕掛けを変えても、 どんな棚を探っても魚の気配を感じられることなく、 本日の最終ラウンドのエボシでノックダウン! 疲れきっての納竿となりました。
”あ〜あ、またヒラマサ釣れんかったな〜・・・”