なぜ今アオリイカなのか？話せば短いので書きますが、
昨年、イカを釣ろうと名誉会長と二人してエギング竿を買ったものの、
私の住む高松はイカの魚影がきわめて薄く、竿を振りに行きたくても釣り場が遠い・・・
というのは言い訳でしかないけれど、早い話がイカ様を一度も釣ったことがないからです。

さて、今日のお客さんの数は？ひい、ふう、みい・・・10名ほどです。
釣り場に着くまで仮眠でもしようかな？と思っていたら、
名誉会長が突然、隣のお客さんに向かって”仮眠さん？”と言ってます。
なんてことを聞いてるのかと思ったら、NETでもよくお見かけしてる”ka-min”さんでした・・・

初めましてのご挨拶と、しばしの談笑をするうちにクジ引きの場所に到着です。
日振の磯割にうとい私は、何船の何番です。と言われてもどこへ向かってるのか皆目検討がつきません。
小さい磯が多いこともあって、本日は日傘雨傘さんとは別々に上がることに。
またしても名誉会長と二人での磯上がりですが、走る船の中、
”あそこがこの間イカがようけ釣れたと言ってた磯や。おっ、あそこはイカの魚影が濃そうや！”
と完璧にイカモードの名誉会長の姿がそこにはありました。
かく言うGUREKOは、一応グレ狙いでした。・・・この時までは・・・

名誉会長が沖向き、GUREKOが陸向きの釣り座で第一幕グレ釣り開始です。
潮はほとんど動いておらず、餌取り達がわんさか居る中、
第一投から木っ端が釣れてきました。
え〜ちゃん船長さんが言ってたシモリのところまでは、
逆風だし、潮も流れてないので届かず、足下中心に攻めてみますが、
毎回曲がる竿も木っ端や餌取り君ばかりです。
名誉会長も状況は同じようです。

GUREKOもこうしてはいられません。磯竿を傍らに置き、第二幕エギングの始まりです〜。
そして数投目、教えてもらった通り、最初の大シャクリ後、糸ふけを取って手前に寄せようとした瞬間、
ズシリとした重量感が！”来た！たぶん来た！”と言いながら、リールを巻いてくると
紛れもなくイカ様のお姿がありました〜。やった〜！初イカゲッチュウです！
その後、2回目の見回りが来るまで、2人は憑かれたようにエギング竿を振ったのでした。

イカは数杯上がったものの、本来のグレも釣らねばと名誉会長はグレ釣りに戻ります。
が、イカ釣りに魅了されたGUREKOさんは尚もエギをキャストし続けます。
しかし、なかなか乗ってこないし、エギにも寄ってきません。

十数回振って、やっとイカがエギを追って足下までやってきたその時！
なぜか磯竿をエギング竿に持ち替えた名誉会長が傍らに立ってます。
そして！あっけなく私の寄せたイカ様を釣ってしまったじゃないですか！
”おのれ〜〜〜！それは私が寄せたイカじゃ〜〜〜！！！”
と心の中で叫びつつも、続けているとまたも名誉会長がゴリゴリしてます。
上がってきたらでかい！今日一番の大きさでした。
”おのれ〜〜〜！それは私が釣るはずじゃったんじゃ〜〜〜〜！！！”
と顔の表情で訴えてみましたが、”ガハハハッ ぷりっ・・・”でした・・・

　ー　　幕　　ー

え〜ちゃん船長さん、お世話になりました。
次回は真面目に？グレを釣りたいと思ってますので・・・