Thanks!
それは、グレマスターズ2次予選の結果報告のための日傘雨傘氏の一本の電話から始まりました。
”ガハハハハ〜〜〜 一回戦敗退でんがな〜〜〜あ〜悲しい・・・”と言ったかどうかは知らないが、
その傷ついた心を癒すために今回の釣行は急遽、決まったのであった。

第3月曜日ということで、西海の渡船屋さんは定休日。
そこで日傘雨傘さんが選んだ釣り場は、沖の島・鵜来島!
なんでも、来年のG杯の練習をしたいとう理由らしい・・・(まだまだ先やのに〜)

釣り場が決まれば、さてどの磯回りへいくか?
ネットでお馴染みのたんちゃんさんとさなぎさんが、
数日前、大型尾長を連ちゃんで釣り上げたという実績のある水島狙いで行くっきゃないでしょ!
てなわけで、これまたNETでお馴染みのつりぐ屋さんに、渡船の手配をすべてお願いして、
仕事を終わらせ、バタバタしながら出発進行!

今回は高知経由で行きましたが、高速が延びたおかげで、
ノンストップで宿毛のつりぐ屋さんまで3時間半!随分楽になりましたね〜

つりぐ屋さんは、不在だったのでつりぐ屋パパさんとしばし談笑するも、
???????????
土佐弁勉強不足のGUREKOさんは半分笑ってごまかしてしまいました〜
たくさん話聞かせてくれたのに、ごめんねパパさん!

そんなこんなで片島港に無事到着!
今回乗船する予定の家中渡船さんを確認してしばしの仮眠をとりました〜

携帯のうるさい目覚ましにて起こされ、半分寝ぼけながらフェリー乗り場のトイレに行ってみたら、
磯ウエアを着た若い女性の方を発見!久々に釣り場に同じ女性がいて嬉しかったです〜

お客さんは私達を含めて12〜13人くらい?
そして船頭さんも登場!お〜〜〜超若い!今まで乗った渡船屋さんの中でも一番若い船頭さんです。
船も新しいらしく、黄色い船でその名も”パピヨン号”!
くしくも今日は、GUREKOさんの第○○回目のバースデイ!
”パピヨンでハッピーバースデイ釣行ですな〜♪”(なんかかっこよくな〜い?)

釣り場までは40〜50分かかるということで、船の中ではウトウト・・・
エンジンの緩む気配で目が覚め、船外に出てみます。
あたりはまだ薄暗いけど、ウネリが結構きついのを感じ取れます。

”グンカンですが誰か降りる人います?”の船頭さんの声に若者4人組と数名が降ります。
ここがあのグンカンか〜!カッコイイ磯です!・・・けど結構波をかぶってます。
さてお次は???
磯もわからなければ、降りるシステムもわからない私達だったので果たして目的の水島1番に降りれるのか???
いつのまにか船首で2名の常連さんらしき人が仕切ってます。
水島2番に数名、その隣の小さい磯に1名降りて、多分、次のあの長い磯が1番だろうと思ってましたが、
仕切ってた人が、お宅らここに降りるんやろ?と言ってくださり、おまけに釣りポイントまで教えてくれながら
無事に目的の水島1番に上がることができました〜

風がキツイとはわかってましたが、
渡磯直後は釣り座の背になる磯の壁が風を遮ってくれて、
東側(?)の先端はきびしかったものの、
南向き(?)はなんとかやれそうです。

早速、撒き餌を準備して、風とサラシがきつそうなので、
2Bのウキをセットして、重りは重めに打ち、ハリスは3号!
(一応仕掛けを戦略的に書いてみましたが、
本人な〜んもわかってませんので
決して真似しないでください!)

←本日の釣り座です〜

そこは、ワンドになってるのですが、大きなサラシが左からから払いだしてて、
そのサラシと右へと流れる潮とのぶつかったところでウキが潜り、そこからゆっくり沖へと引っ張っていかれます。
GUREKOさんが思うにどうもここがポイントやね!ってことで勝手に決めてしばらくやってると、
道糸がシュルシュルっと出ていきます。なんと珍しく予感的中!
”来た〜” ってなわけでやりとりしますが、上がってきたのは大きなキツ君でした〜 トホホ(×_×)

けど、グレもいるに違い無い!・・・それから粘ること数投目、仕掛けを巻いてみると、ムムッ!重い!
何かが来てます。近くまで巻いてくるとかなり暴れてます。
”こ、これは〜〜〜〜グレかも!”

今日のGUREKOさんのバースデイを祝福するかのように、まさしくグレでした〜 
しかもエラまで黒いときたもんだ〜〜〜!!!(⌒〜⌒) 一応38センチありました〜
(また、巻いてみたら重かった釣法でしたが・・・)

その時、日傘雨傘さんにも当たりが!ダブルヒット〜!かと思いましたが、大きなサンノジ君でした〜
(これは今回の日傘雨傘さんのほんの前菜にしかすぎませんでしたが・・・)

左 日傘雨傘さん

上 尾長グレのGUREKO、どでかサンノジの日傘雨傘さん

このころから、背後でいや〜な気配が!
空には雲はあるものの、なかなかいい天気なのに、なぜか雫が降ってくるのです。
”ドーン”というものすごい音がしたと思ったら、ザバ〜ン!
ウネリがひどくなって、波がかなり高い磯の壁を越えて背後から降り注いできつつあったのでした〜
ヤバイな〜 磯変わりしないといけないかも・・・と思ったその時!!!!!!

ふと日傘雨傘さんを見ると、お腹が痛いのか釣り座で座りこんでます。
が、竿は持ったまま・・・しかもその竿は大きく曲がって〜・・・な、な、なに〜???
そうです、お腹が痛くて座ってるのではなく、大物の引きに耐えている姿でしたのだ〜
大きそう!早速タモを持って駆け付けたGUREKOさん。
この後、大変なことになろうとはつゆ知らず・・・

日傘雨傘さん、必死で耐えてやり取りしながら、ようやくウキが見えるとこまで寄せてきました。
「もう少し!もう少し!」と本人の声も聞こえます。
GUREKOさんも手に汗握りながら、魚の正体を待ちます。

待つこと約5分?やっと見えてきました〜 ”ガバッ〜〜!”
「ひえ〜大きなグレや〜!」その姿にGUREKOさんも思わず足が震えます・・・
「掬えるやろか???」そんな不安がよぎりながら、タモを延ばします。
ウネリもあってなかなかうまく入りません。数回モタモタしたものの、なんとかタモ入れ成功!!!
延ばした柄を縮めかけたその瞬間!悪夢が〜〜〜〜!!!

ななななななななんと、もう一度グレが海中に〜〜〜〜〜!!!

日傘雨傘氏は「マジか〜!」と一言叫び、ゆるめたリールを再び巻き始めます!
GUREKOさんは、ダミアンとジェイソンと定子が一気に襲ってきたような悪夢にただ呆然と・・・
「お願い!バレないで〜〜〜!」とただただ祈るばかり・・・
祈りが通じたのか、まだグレは残ってくれてました〜

今度はタモを傍らに立ってた悪魔払い名誉会長に託し、再び浮いてきたグレを無事にタモ入れ成功!!!
53センチの立派な尾長が2度目に掬われました〜 ┐(-。ー;)┌ 

興奮も覚めやらぬ時、弁当便がやってきました。
これからさらにウネリと風がひどくなってもっと波をかぶるようになるよ〜
とのことでしたが、目の前で見た大尾長に目がくらんだ私達は
この場で粘ることに!

GUREKOさん、海水茶漬け弁当をほおばりながらがんばってみましたが、
海水シャワーには我慢ができず、
海水をかぶらない奥の方は、横からの強風で釣りにならず、
ほぼリタイヤ状態・・・

男性2人も当たりはあるものの大キツであったり、大ブダイであったり、
大バラシだったり・・・

やがて、こんな船に乗るの嫌じゃ〜!?ってくらい
ウネリに揉まれながら迎えの船がやってきたので、
ズブズブの濡れネズミ3人組は水島を後にしたのでした〜

上 朝とは違い、荒れ狂う海!
下 1番から見た2番とチョボ?
上の2枚は、前回名誉会長の写真がなく、
お怒りだったのでサービスで載せました〜
本人がフォトショップで加工してます〜

左は満面の笑みの日傘雨傘さんと
尾長グレ53センチ!
後ろの黒いのは気にしないでくださ〜い!

日時 2002. 11.18
場所 鵜来島 水島1番  
天候 晴れのち曇り
中潮 
同行者 名誉会長 日傘雨傘さん
仕掛け 竿 がま磯VR 2号  道糸3号 ハリス 3号
ウキ 大谷ウキ3B 山元ウキ3B
釣果 尾長グレ53センチ1枚 38センチ1枚