بسم الله الرحمن الرحيم
預言者物語
人類の父アダム

神様は天使たちに人類を作るということを告げました。神様は天使たちに粘土質の大地から色と匂いが変わることのできる乾いた粘土を取ることを命じました。天使イスラエルだけが神様が求めた粘土を見つけることができました。
神様はその粘土で人の形を作り、息を吹きかけました。そして全ての天使たちにその物に座礼をするように命じました。イビリスを除く全ての天使たちはその命令に従いました。イビリスは光から作られたということで、土から作られた預言者アダム(人類の祖先)をイビリスは無視しました。

その後アダムは天国の中で一人で暮らしました。彼が木の下で休んでいると2羽の鳥がじゃれているのを見かけました。それを見て自分と一緒に話をしてくれくれる相手を見つけたいという気持ちが湧いてきました。彼は眠りにつきその夢の中で一人の美しい女の人と出会いました。
アダムが夢からさめるとそこには美しい女性がいました。その女の人はシティ・ハワと呼ばれはした。神様は彼らを天使の証人の元で結婚させました。彼らは天国の中で幸せいっぱいに暮らすようになりました。
ところがそれを見たイビリスは悪い心にかられ、神様の許可を得てアダムとその子孫達の心を惑わすようになりました。イビリスはまずアダムとシティ・ハワの心を惑わすことにしました。神様は前からクルディーの木に近づかないように命令をしていました。イビリスはアダムにその木の実を採らせる機会をうかがっていました。アダムは神様にたいしてそのようなことはできませんでした。

イビリスはシティ・ハワの心を惑わしました。そしてシティ・ハワはその実を採ってほしいとアダムの心を誘惑するのでした。アダムはシティ・ハワをかわいそうに思い、神様の命令を忘れその実をついに採ってしまいました。
二人がその実を食べ終わると神様は二人を罰しました。彼らは地上に放り出され苦労を伴う生活が始まりました。

天国で幸福に恵まれていたころはアダムとシティ・ハワはとても幸せでした。彼らは今まで一度も疲れたことも怖く感じたこともありませんでした。しかし彼らが地上に降りた所は高い森やたくさんの草が生えていました。そしてライオン、トラ、象などの動物が地上で生活していました。二人の心は恐怖でいっぱいでした。それらの動物達が彼らを襲って食べられてしまうのではないかと心配でしょうがなかったのです。
彼らは危険を恐れ小高い丘の上の洞窟に住みつきました。おなかがすくとアダムは森の中へ食べ物を探しに行くのでした。森には高い木がたくさん生えています。
アダムは生きるため、食べ物を得るために疲れて汗だくになるまで働きました。ハワもアダムの仕事を一生懸命手伝いました。彼らは地上で初めての人間として一緒に協力をし合って必死に生きました。

彼らが地上に住み時が流れると、シティ・ハワは身ごもりました。そして男と女の双子が生まれました。双子の男にはカビル、女にはイクリマという名前をつけました。アダムは初めての子供が生まれとても大喜びしました。シティ・ハワは子供の面倒を見る責任を受け、アダムの手伝いができなくなりました。毎日アダムは食べ物を探しに一人で出かけるのでした。1年が過ぎ、シティ・ハワは再び子供を宿り、もう一組の双子を産みました。一人は男で、もう一人は女でした。男の子にはハビル、女の子にはラブダという名前を付けました。
カビルとハビルが大きくなると、彼らは父の手伝いをするようになりました。カビルは体が大きく荒い男の子でした。弟のハビルとはとても違いました。ハビルは体が小さいのですが、カビルよりも強いのです。ハビルもよい心の持ち主で、繊細でした。ハビルは動物が非常に好きでした。

ある日アダムが二人の男の子を呼びました。アダムは彼らに別々な特別の仕事を与えました。カビルには野畑を耕す仕事が与えられ、ハビルには羊と牛を飼う仕事が与えられました。それらの動物は簡単に弱ってしまうので飼う人が動物を本当に好きでなければならなかったのです。

日に日に神様はアダムと子供達に試練を与えていきました。ある日アダムは二人の息子を試しました。彼らがどのようにして神様を愛するのかを試しました。アダムはカビルとハビルを呼び二人の息子に山の頂上に行き彼らが仕事で得た物を置いてくるように言いました。その目的は畑で作ったものや牧場で育てたものが、神の手によって作られた動物に食べてもらうということです。その食べ物を得る動物は畑で作ることや牧場で育てるということを知らない生き物です。そこに置いてきたのもは施しであり、神への忠誠でもあります。
ハビルは良い心をもっており、そのいいつけを聞き喜びました。父に言われるや否やハビルは一番太った羊を選びました。カビルは気が重く、貧弱でいたんだ果物を選びました。その結果ハビルの神への犠牲の心がまじめで感謝を込めた物を差し出したということで受け入れられたのです。
預言者アダムは神が創った人類一番最初の人で、アダムの妻シティ・ハワは左あばら骨から作られました。預言者アダムは最初に神の声を聞いた人で、祖先として神によって人類全てに神への信仰を伝えたのでした。
(注)ここに描かれている絵は子供に物語を説明するための飾りであり、預言者の姿は描かれていなく、描かれている人物の絵は実際のものと異なります。